5月と言えばカキツバタ、カキツバタと言えば八橋。
っと言うことで今回は三河地方の知立市の無量寿寺へケッタリング。
道中色々な発見があり今回も楽しめました。
今回のルート
自宅⇒天白川沿い⇒鳴海⇒有松⇒豊明⇒刈谷⇒知立(ちりゅう)
・有松宿
まず南へ向かういつものルート「植田川~天白川沿い」で緑区内へ
天白川支流の扇川に沿って緑区有松地区へ入りました。
ここは、名古屋市内で唯一と言っていい江戸時代の街並みが保存
整備されたところ。
旧東海道沿いに黒壁の木造建造物が立ち並びます。


有松、旧東海道の街並み

ちょっと眺めてみると松の木の向こうに何やら石碑が。

近づいてみると、「東海道五十三次二代目松」と彫られています。


何でしょう…
石碑の側面にその答えがありました。
「この松は東海道が開かれた当時からこの場所にあった樹齢300年の
なこり大木から採種し育てたものです」と彫ってありました。


しかし、名古屋ってホント「観光客誘致に力が入って無い」っていうか
下手くそです。
上の写真を見ても分るように、折角こんなに警官が良く歴史的にも価値
がある街並みなのに観光客は元より人がほとんど見当たりません。
勿体ない!

・旧東海道松並木
そんな有松を後にして、旧東海道から国道1号線を東へ向かいました。
この先はなだらかな丘陵地帯で登坂が続く道で交通量が多い割に
片側1車線が続きます。
1号線と言うことで大型トラックも多いので仕方なく舗道をガタン
ゴトンと走ることに。
中京競馬場前辺りから長い坂を下り豊明市に入ります。
道は広くなり多少は走りやすくなりましたが、相変わらずガタンゴトン
の舗道走行が続きます。
境川と逢妻川を渡り、名鉄三河線をくぐると程なく左から斜めに道路が
ぶつかる交差点に出ます。
ここを左斜めに曲がると、そこは旧東海道知立松並木と呼ばれる名所。
長さ500mに渡って約170本の松が植えられて昔の街道風景を彷彿。

知立松並木

この並木は一説によると、昔この地で行われた馬市の馬をつなぐため
とも推定されているそうです。
また、この「知立」(ちりゅう)は江戸時代「池鯉鮒」と書き、東海道
五十三次の宿場名も「池鯉鮒宿」と書かれたそうで、歌川広重の
「東海道五十三次」にも「首夏馬市」として描かれているそうです。

首夏馬市

・いよいよ無量寿寺へ
さぁ、話を先へ進めます。
この先、松並木を過ぎしばらく行くと右側に一里塚がありました。


来迎寺一里塚

ここまで来ると、無量寿寺は目の前です。
程なくして到着。
外からでは全然わかりませんでしたが、中は結構な人出で賑わいを
見せています。
境内には芭蕉の句碑もあり、歴史を感じます。

松尾芭蕉の句碑

他にも色々と説明書きのあるものが多いようです。

ひともとすすきの説明

また、三河八橋の地名の語源の説明書きも。

そして本日お目当てのカキツバタはこちら。

無量寿寺のカキツバタ

もう少し咲いていると思ったのに、ちょっと早かったのか花は
まばらですね。
残念…

yama