『源流好き!』名古屋の堀川を源流から河口まで走る -その2-

『源流好き!』名古屋の堀川を源流から河口まで走る -その2-

 

◆中流域はさすがに都会の河川◆
前記事に続き今回も堀川の旅で、今回は中流域の黒川地区~名城地区~納屋橋
と進みます。歴史的にも価値のあるこの堀川ですが、他の都会の河川と同様に汚濁が進み、
高度成長期には魚も住めないと称されました。
近隣住民などの整備や清掃でかなり改善されたとは言うものの、この中流域では
残念ながら現在でも悪臭が漂っています。昔ながらの町並みの中を整備された遊歩道沿いに流れる堀川ですが、このあたりは
名古屋市北区黒川。
橋の欄干には「黒川」と刻され、この通称から町の名前が付けられたことが想像できます。
ただ、ここまで来ると「黒川」と読んで字の如く川はよどみ、その名の通りの不透明で
川底の状態を知ることはできません。
 

悲しく漂うゴミ

 


北清水親水広場

 上の写真は「北清水親水広場」です。
ここはかつて船溜まりのあったところだそうで、現在はきれいに整備されています。
この広場には自噴する井戸水があり、この井戸水を河川浄化のため放流している
とのことです。
ただ、この広場付近もお世辞にもきれいとは言えず、いくつか撮影した写真の中から
ごみの写り込みが少ないものを選んで掲載しています。
ここは黒川樋門から私のケッタリングで約15分程下った名古屋北警察署すぐ北側で
全長16.2Kmの堀川の中流域に差し掛かったあたりになりますが、川の側壁を見ると
かなりの高さまで湿っており、この広場付近は既に海水の影響下の感潮域のようです。
 
MAP:北清水親水広場
 この付近も桜並木が整備され、今月末から来月初旬にかけてはきれいな花を見ることが
できるのでしょうね。
 
黒川の案内板
 

昔の土手跡
 子供の頃よく見掛けた土手杭と土留めの板ですが、潮位の影響も加担しているのか
朽ち始め座屈箇所が見受けされました。
 目と鼻の先に1月に訪れた名城公園があります。
この辺りで昼食がてら一息入れようと、近くにあったサークルKに入りますがかなりの混雑。
レジに5~6人ほど並んでいたため他の店にしようとそそくさと退散しました。
しかしこの先は官庁街から中心街となるためコンビニは皆無で休憩しようと思っていた
名城公園も恨めしく素通りし次の休憩地点を目指します。
 

名古屋キャッスルホテル裏手
 黒川樋門からここまで南西をめざし流れていた堀川はちょうど名古屋城の北側あたりで
急激に南に流れる方向を変えます。
写真はお城の西側にある、名古屋キャッスルホテルの裏手ですが、急な湾曲を過ぎて
水の色が若干ですが黒ずんできたような気がします。
 いよいよ流れは名古屋の中心街に入ります。
円頓寺商店街の脇を過ぎたあたりから付近の景色は一転し高層ビルが立ち並び、
川沿いの景観もある意味美しくなってきました。
 

立ち並ぶ高層ビル群
 写真は桜通りが堀川をまたぐ桜橋から西向きに撮影したもので、
向こうに見えるのは名古屋駅前のJRツインタワーとミッドランドスクエアー。
手前右側は国際センタービルです。
ここから南は名古屋の納屋橋界隈で夜はネオン煌めく繁華街と化します。
 

錦橋南景
 錦通りがある錦橋です。
撮影したところは川沿いに整備されどこかのドラマに出てきそうな雰囲気でしたが
日曜日の昼食時の名古屋は閑散としており、ホームレスが寝てました・・・
 


存在感は太田胃酸

 納屋橋の西たもとから南向きに撮影しました。
納屋橋南西角のビルには太田胃酸の看板が光り輝いています。
「う-ん、いい写真です」(わかる人にはわかる)次は引続き、中流域から河口域を目指します。

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